冬の華 (1978)

殺した相手の娘を気にかけ、伯父だといつわり文通を続けながら、彼女の成長を見守るうちに再び義理によって人を殺す男の姿を描く。脚本は、倉本聰、監督は降旗康男、撮影は仲沢半次郎がそれぞれ担当。

監督:降旗康男
出演:高倉健、池上季実子、田中邦衛、北大路欣也、夏八木勲、天津敏、小林亜星、池部良、倍賞美津子、大滝秀治、小沢昭一

冬の華 (1978)のストーリー

関東の東竜会幹部、加納秀次(高倉健)は、会長の坂田良吉(藤田進)を裏切り、関西の暴力団に寝返った松岡(池部良)を殺害した。殺された松岡には三歳になる洋子という一人娘があり、加納は洋子を舎弟の南幸吉に託して、旭川刑務所に服役した。服役中、加納はブラジルにいる伯父といつわり、洋子と文通を続ける。十五年の刑期を終え、出所した加納は、洋子(池上季実子)に加納の手紙を運ぶうち彼女の恋人となった竹田(三浦洋一)の案内で、洋子の姿を見ることができた。ある日、洋子の手紙によく書かれていた喫茶店で、加納は彼女と出会う。加納がブラジルにいる伯父ではないかと思った洋子は、彼にそれを尋ねようとするが、加納はすばやく彼女の前から去り、店を出て行った。組結成の話も断わり、堅気になろうと決心していた加納は、坂田から、息子の道郎(北大路欣也)の相談相手になってくれと頼まれる。加納と道郎が再会を喜び合ったのも束の間、坂田は関西の暴力団員に殺される。その仇を討つため、関西連合の三枝(岡田真澄)と東竜会を裏切った山辺(小池朝雄)を、道郎が狙っていることを耳にした加納は、坂田から道郎を頼まれたこともあって、苦悩する。山辺殺害を決意した加納は、洋子へ電話をかけ、当分日本には帰れないというのだった。翌日、南に道郎が外に出れないように見張らせた加納は、山辺のもとへ向かう。それは、再び会うことができないであろう洋子の幸福を願いつつ、十五年前の状況に戻ってしまう加納の宿命であった。

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