海へ 〜See you〜 (1988)

パリ・ダカール・ラリーに命を賭けた男達の愛と戦いを描く。ジョゼ・ジョバンニの「砂の冒険者」を原案に、倉本聰が脚本を執筆。監督は蔵原惟繕、撮影は佐藤利行がそれぞれ担当。

監督: 蔵原惟繕
出演:高倉健、桜田淳子、フィリップ・ルロワ、小林稔侍、大橋吾郎、宇崎竜童、宅麻伸、岡田真澄、大滝秀治、夏木陽介、池部良、いしだあゆみ

海へ 〜See you〜 (1988)のストーリー

パリ・ダカール・ラリーを控えて、チーム・DANKAIはスポンサーから人気スター・吉井竜一(大橋吾郎)をメンバーに加えるよう指示された。リーダーの水木(小林稔侍)はそのためにはラリー車パジェロにサポート車・カミオン併走させることが絶対条件と考えた。1月1日、ラリー車はパリをスタート。DANKAIには吉井の他に高度な技術を持つ本間英次(高倉健)が参加し、サポートすることになった彼は今はラリーには出ず、砂漠でリタイヤした車の弔い屋をしていたが、駆り出されたのだ。ラリーには、本間の前妻ケイ(いしだあゆみ)も今の夫で闘牛士のアントニオと共に参加した。また本間のサポート車には、日本から吉井を追って来た人気歌手の竹井夕子(桜田淳子)も乗り込んでいた。しかし、わがままな吉井とチームの仲はうまくいかず、喧嘩が起きた。本間が取りもって、なんとかレースは続けられた。やがて吉井とチームの息も合ってきて、完走。だが、不幸にもケイとアントニオの車は砂漠で事故を起こした。本間は再び弔い屋となり、砂漠にマシンの残骸で十字架を立てるのだった。

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