いれずみ突撃隊 (1964)

石井輝男が脚色、監督したやくざもの。撮影は山沢義一。

監督: 石井輝男
出演:高倉健、杉浦直樹、砂塚秀夫、津川雅彦、春風亭柳朝、安部徹、朝丘雪路

いれずみ突撃隊 (1964)のストーリー

生まれついての喧嘩好きから、親兄弟からも見離されて、一匹狼として名を売った衆木(高倉健)は、日露の戦いでその名も高い、麻布三連隊第一中隊に召集の身となった。そして、転属に転属を重ねて今は南支派遣軍杉野三中隊に在籍していた。命を賭けるこの最前線での生活は、衆木一等兵にとって往み心地はよくなかった。古参兵が初年兵を傷めつけることは、かわりなく、衆木は正義感を爆発させては重営倉に入ること度々であった。だがそんな軍隊にも中隊長の安川中尉(杉浦直樹)のように尊敬できる軍人もいた。古参兵とは常に衝突する衆木の名は、軍隊中に鳴り響いていたが、慰安婦仲間にも、その名は知られていた。特に慰安婦の姐御みどり(朝丘雪路)は、生れが衆木と同じ浅草でもあったので、度々話し込むこともあった。だが二人とも意地っ張りで、喧嘩は絶えなかった。みどりの親友、光子(殿岡ハツエ)には、みどりが衆木を愛していることが痛い程わかっていたのだが……。一方阿川(安部徹)は、みどりに横恋慕すると、衆木に事毎にあたった。外出の日、慰安所に駈けつける兵隊に交って、みどりの所へ行く衆木だが、みどりを抱こうともしないで、口喧嘩をする衆木に、最年少の宮田二等兵(津川雅彦)は気が気ではなかった。丁度その頃、八路軍の攻撃に入った宮田は、不慮の死を遂げた。言い知れぬ怒りを覚えた衆木だが、みどりもまた、ゲリラ隊に襲われて傷ついていた。安川部隊は、八路軍の攻撃の矢面にあったが、衆木は、負傷した安川中尉とみどりの為に精一杯闘うことを決意した。小隊の全滅が、つぎつぎと報告されていた。夜戦いに疲れた兵隊のまどろむ中、みどりは衆木の腕に抱かれて幸せを味わいながら、息をひきとった。翌朝相つぐ戦いに疲れた衆木は、機関銃にかじりついて戦った。弾の装填を手伝っていた光子も死んだ。悲しみにうちひしがれた衆木は、仲間に別れを告げると、小銃をかかえて敵中に飛びこんでいった。

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