暴力街 (1963)

直居欽哉と横山保朗が共同で脚本を執筆、小林澄夫が監督したアクションもの。撮影は西川庄衛。

監督: 小林澄夫
出演:高倉健、江原真二郎、三田佳子、菅井一郎、本間千代子、佐藤慶、三島雅夫、千葉真一

暴力街 (1963)のストーリー

長崎市、ある料亭で土地のやくざ香取組と亀田組の手打式が行われていた。四年前、倉田組幹部を刺殺した香取組代貸小木曽俊介(高倉健)が出所したのを機に、顔役の岩永(沢彰謙)が仲に入ったのである。だがこれは、近々新設予定の市民体育館に香取組の持つ興業権を狙って、倉田(佐藤慶)が岩永とうった大芝居なのである。刑務所暮しは俊介を誠実な男に変えていた。そんな彼を亡き香取組々長の娘陽子(三田佳子)は好ましく思うのだが、留守を預かっていた弟分の影山(江原真二郎)には面白くない。組を思ってやっているつもりの恐喝やイカサマ賭博など、ことごとく邪魔するばかりか、頻繁におこる倉田組との争いも一向に手を出さない。背いた者には俊介の鉄拳が飛んだ。県会議員尾形(三島雅夫)の囲い者亜矢子(筑波久子)は影山の情婦でもあった。体育館の利権を横取しようと策する影山は、倉田組が体育館のこけら落しにボクシングの興業をするという情報を掴んだ。尾形と亜矢子の密会をカメラに納め、これをネタに利権書を手に入れた。だが意気揚揚と引上げた影山を待っていたのは俊介の鉄拳だ。格闘する二人の間に割って入った陽子は影山をかばった。俊介は陽子と影山の関係に気付き逃げるようにその場を去った。影山は写真を岩永の所へ持ち込むが、奥から現われた尾形と亜矢子を見て総てが無駄となったことを知った。岩永は陽子と俊介の言伝てと偽り利権書を体育館に届けさせ、彰山と優子の偽装心中を策したが、影山は隙をみつけて陽子を逃がした。ヤケ酒をあおる俊介の許へ陽子が走り込んだ。体育館のリングの上で、影山は死んでいた。遺体を仏前に横たえた俊介は、長押の槍をはずし「香取組も今日限りだ、皆あすから真面目に働け」と一言、狂ったように留める陽子をふりきって独り死地へ赴いたのである。

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